紙をめぐる話|竹尾の紙とデザインの歴史

2000年、竹尾は創立100周年記念事業の一環として、竹尾を代表する50銘柄を当代のクリエイターたちが語った書籍
『紙とデザイン――竹尾ファインペーパーの五〇年』を刊行しました。
この巻末付録としてまとめられた「竹尾の紙とデザインの歴史」を、ウェブサイトのために再録しました。
さらに、2000年以降の年表を、新たにウェブサイトのために制作しました。
竹尾の1世紀を超える歩みは、つねに紙とデザインの発展とともにあります。
年表監修(2000年以降):紫牟田伸子

1899 ― 1949

富士雲ラシャ見本帳、小間紙見本帳
フロストアート見本帳
1899   明治32年、11月23日初代社長竹尾栄一が、京橋区(中央区八丁堀)にて洋紙販売を創業
1907   明治40年、2度の移転を経て、神田区錦町3-18-3に新築移転
1913   2代目社長竹尾藤之助就任。合資会社竹尾洋紙店に改組
1923   関東大震災により焼失、再開
1927   黒ラシャ(ドイツ製)
「岩波文庫」創刊。円本(定価1円の本)が出現し、用紙需要が活性化
世界文学全集第二十六巻『イプセン集』(新潮社)一九二七年発行 表紙に黒ラシャを使用
1928   雲入り堅紙(後にMLファイバー)
1930   TTファイバー、PRラシャ
1937   昭和12年、株式会社竹尾洋紙店に改組
1941   簀目入り堅紙(後にSTカバー)
3代目社長竹尾栄一(初代社長の長男、父の名を襲名)就任
紙の配給、統制規則(出版社向用紙割当制等)が公布
1945   GHQ「言論及び新聞の自由に関する覚書」「用紙配給に対する新聞及び出版団体の統性撤廃」の覚書を公布。戦時下統廃合された言論機関を蘇らせるきっかけとなる
1946   紙の配給が紙配給株式会社による割当証明書(切符)制となる
1949   MLファイバー、NTラシャ(発売時NTケントラシャ)
杉浦非水、たばこ「日光」のパッケージデザイン
東京藝術大学発足
湯川秀樹ノーベル物理学賞受賞
中華人民共和国成立
北太西洋条約機構(NATO)成立

1950's

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