竹尾ポスターコレクション
竹尾ポスターコレクションは、100周年記念事業の一環として
1997年にニューヨークのラインホールド・ブラウン・ギャラリー
から購入した、3000点以上におよぶ貴重なポスター群です。
アール・ヌーヴォーやバウハウスの影響を受けたデザイン、
ロシアのプロパガンダポスター、アメリカの戦後広告ポスター、
さらには日本の高度経済成長期に制作されたポスターなどを
含んでおり、これらのポスターはそれぞれの時代背景や
社会情勢を反映し、多様なデザインスタイルと文化的価値を
持っています。
多摩美術大学との産学協同研究
多摩美術大学と株式会社竹尾による産学協同研究は、1998年の開始以降、全てのポスターの紙、印刷版式、タイポグラフィ、時代背景などの
基礎調査を行い、ポスターの歴史的価値やデザイン文化を広く共有してきました。
共同研究の成果の一つとして、デジタルアーカイブの構築や教育・普及活動が挙げられます。
これにより、コレクションを単に所有するだけでなく、その価値を広く社会に伝え、次世代に受け継いでいくことを目指しています。
また、多摩美術大学との協力により、学生たちに実践的な学びの場を提供し、教育と文化の融合を実現するプロジェクトとなっています。
竹尾がポスターコレクションを持つ意義
当コレクションは、創業以来、紙を通じて社会に貢献することを
目指し、紙の開発や出版事業、展覧会などを通じてその価値を
発信してきた竹尾が「紙」の文化的な可能性を追求してきた
事業の一環として位置づけることができます。
20世紀のポスターに代表されるグラフィックデザインの
意義や魅力を明らかにし、デザイナーの知識や創造範囲を
拡大するための基礎資料として役立つように
編集・デザインすることを通じて、紙やデザインの文化に
貢献することを目指しています。