

会期=2004年4月15日(木)〜17日(土)
開場時間=11:00-20:00
会場=スパイラル ガーデン&ホール[青山]
主催=株式会社竹尾
企画・構成=原 研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
五感の覚醒
「haptic(ハプティック)」とは「触覚的な」あるいは「触覚を喜ぶ」という意味。
2004年のペーパーショウは「触覚」を中心にすえて日常を観察しました。
hap・tic ハプティック:
1触覚の【〜impressions 触覚、手触り】
2《心》(人が)触覚型の、触覚を喜ぶ
過去10年来、hapticはバーチャル・リアリティコンピュータシステム、その中でも触覚を再現する技術と
機械に関する分野でより広く使われてきました。
コンピュータ上でビジュアル化された物体が、見ると同時に感じられるようになる日も近い。
そうした器具は、ハプティック・デバイスというビジネス分野で広く知られています。
もともとは19世紀の終わり近くに、医学用語として出てきた言葉です。
ギリシャ語で締めるという意の動詞hapteinから派生したhapticos(知覚できる、触れられる)からきている。
引用Michael Quinion, World Wide Words (www.quinion.com / words / weirdwords)
企画・構成=原 研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
科学技術アドバイザー=赤池 学+太田浩史
未来素材アドバイザー=吉田 隆
「触覚」を起点とする未知なる「日用品」を模索・提案。
視覚や聴覚を拡張させることに熱心だった
先端テクノロジーは近年触覚の持つ情報量の豊かさ、切実さに注目し始めています。
そういう潮流の中で登場するようになったのが「haptic」という言葉。
特に認知科学や心理学、バーチャル・リアリティなどの研究分野ではよく耳にするようになりました。
これは視聴覚に偏った方向で進展してきた情報テクノロジーがもう少し深い階層の感覚の豊穣に
手をのばしはじめたということでもあります。
人間はとても繊細な感覚受容器の束です。世界を豊かに感知していくことは、
そのデリケートな感覚受容器を積極的に開いて、世界を味わっていくことです。
紙はもとよりhapticな素材。
HAPTIC展は、「紙」を「手触り」や「風合い」といったノスタルジックな切り口ではなく、
先端テクノロジーがとらえている「haptic」という概念の周辺でその魅力をとらえ直してみる試みです。
そういう意味で、この展覧会は狭義の「紙」にとらわれず、未来素材から、伝統素材までを広く見渡し、
私たちのセンサーに新鮮な喜びをもたらせてくれる「haptic」を探す感覚知の探検といってもいいでしょう。

企画・構成=織咲 誠+原 研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
混沌のマネージメント
「ペーパーレス」の言葉とはうらはらにテクノロジーはおびただしい紙の消費を生み出しています。
また、「書類」のみならず様々な「物質」が私たちのデスク周辺に散乱しています。
いかにテクノロジーが進歩しても、必要な資料や情報の全てを、サイバー空間で管理できるものではありません。
むしろ、触知できるhapticなマテリアルの数々にこそ、貴重なクリエーションの資源が眠っています。
デスクの周りに集められてくるこれらの物質的な資源を、より効率的に整理活用する方法はないでしょうか。
私たちが働く環境を冷静に観察し、集積する情報資源を創造的に活性させる方法を「FILING」を通して考察しました。
混沌をマネジメントする「FILING」の発想とそれをもとにした「FILE」の提案の数々を展示しました。

シンポジウム
「HAPTIC」と「FILING」についてトークショウを行いました。
会場=6F ルーム
4月16日(金) 18:00~19:30
「HAPTIC 感覚とマテリアル」
山中俊二+服部一成+赤池 学+太田浩史+原 研哉
4月17日(土) 15:30~17:00
「FILING 混沌のマネージメント」
佐藤 卓+織咲 誠+原 研哉

大阪巡回展

会期=2004年5月19日(水)〜20日(木)
開場時間=10:00-20:00(20日は18:00まで)
会場=マイドームおおさか 3F展示場E














