紙の生まれる風景No. 19

コルデノンス
選別室

その空間は、ほとんど無音だった。
微かに聞こえるのは遠くの機械音と、紙をめくる音。
柔らかな自然光の注ぐ窓辺で
制服に身を包んだ数人の女性が
黙々と作業する光景には、
修道院にも似た神聖さがあった。
彼女たちの仕事は紙の検品。 仕上がってきた紙に
傷や折れなどがないか、手作業で丹念に確認していく。
最も驚いたのは、その精査基準の厳しさである。

紙の研究室No. 22

雨ニモマケナイ紙
──レーザーピーチの耐水、耐候、耐熱性

「レーザーピーチ」は、レーザープリンターに対応したPETフィルムベースの合成紙。耐水性、耐候性、耐熱性に優れており、写真のプラントマーカーのようにラミネート加工なしでも水の中や屋外で気軽に使用できる紙です。どのような機能をもつ紙なのか、ここで少しだけご紹介します。

コレクションNo. 22

世界を泳ぎ渡る日本酒
今代司酒造
「錦鯉」パッケージ

新潟県に酒造を構える今代司酒造の日本酒「錦鯉」。発売以来、そのパッケージは世界の名だたる賞を獲得し続けています。
The One Show、Cannes Lions、D&AD、iF Design Award……現在までの受賞は実に20近く。
「人の記憶に残るものを目指した」という蔵元の狙い通り、紅白の錦鯉は様々な国の人たちの目を惹き、舌を唸らせながら、世界中を泳ぎ渡っています。

紙について話そう。No. 22

三木 健・松下 計

大阪芸術大学教授の三木健さんと、
東京藝術大学教授の松下計さんの対談です。
教育、デザイン、紙。
話がどこに進んでも、
両教授の目線は常に社会との繋がりを
しっかりと見据えていました。

紙の生まれる風景No. 18

コルデノンス
抄紙機

まだ世界にない紙をつくれないか。
コルデノンス社の工場では毎月、その思いを
具体化するためだけに機械が動かされる日がある。
この抄紙機をはじめ、通常の抄造ラインを使って
工員たちは新しい製品の研究開発に没頭する。
それは、湧きあがるインスピレーションを、
紙というかたちに生まれ変わらせていく時間だ。

紙をめぐる話

竹尾は、質の高いデザインワークや、デザイナーの紙をめぐる言葉や紹介する
ニュースレター「PAPER’S」を、2000年より発行しています。
紙の文化を現在進行形で伝え続けるこのメディアから、珠玉のコンテンツをウェブでもお楽しみください。