紙をめぐる話|紙の生まれる風景 No.25

王子製紙 苫小牧工場
輸送船

その船の航路は、紙の未来に向かってのびていた。
王子製紙の専用輸送船「王丸」。
全長160メートル、総トン数1万トンを越える巨大船は、
工場で製造した紙を全国へ届けるために
苫小牧港と東京港とを休みなく往復し続けている。
復路で積み込まれるのは、首都圏で回収された古紙。
ごみではなく、新たな資源として工場に運ばれる。
資源は無限ではない。でもそれを目指すことはできる。
日々大量に発生する古紙は、視点を変えれば、
安定的に確保できる未来資源となる。
日本の古紙回収率は80%を上回り、世界トップクラス。
それらを少しでも多く原料として活用し、
森林資源の持続可能な利用にもつなげていく。
王丸には、そんな王子製紙の志が載せられている。